バリキャリ系早稲女がメンヘラニートになった件

人生イージーモードだった、病気になるまでは。 うつ病との交際日記を中心に気まぐれ更新予定。

2014/04

こんにちは、あまえです。
酒と睡眠薬フルセットのコンボは良くないですね。くそねむい。

会社を休む事になり、本格的な闘病生活に入ったあまえ。
相変わらず眠れなかったり、悪夢を見たり、残眠感がすごかったり、
だるくて起き上がれなかったり、1日中寝ていたり。 
逆にすごく調子のいい日もあって、朝からいい気分で過ごせたり。
そんな波が余計につらい気持ちにさせてきたり。

そんな風にしていたら、彼氏がレンタルした「ツレがうつになりまして。」を、
宮﨑あおいが可愛くてやばい、と言われたので、観てみました。

もうね、あれですよ、冒頭から号泣ですよ。
っていうかいきなりマーラー5番アダージェット持ってくるのはずるい!!

とにかく、ツレと自分が重なるよりも、ハルさんと彼氏が重なる事がつらかった。
妙にリアルに、相手目線の世界を突き付けられたように感じます。
ごめんなさい。ごめんなさい。こんなに迷惑かけてごめんなさい。
心配させてごめんなさい。何も出来なくてごめんなさい。

そんなことを、ぼろぼろ泣きながら思っていたその日。
彼氏が小さいガジュマルの木を買ってきてくれました。
その木の幹の部分が、公共の場で発言するにはちょっとアレなビジュアルで、
思わず何もかも忘れて大爆笑。あれ、私こないだ笑ったのいつだっけ?

そっか、これが私のツレの心配の仕方で、こうやって元気付けようとしてくれてるのか。
私が言うべきは「ごめんなさい」じゃなくて、「ありがとう」なんだね。
その夜はなんだか安心して、いつぶりか分からない位気持ちよく眠れたのを覚えています。

さて、ビジュアルに則した酷い名前を付けられそうになりつつも、
「木」という名前に無事(全然無事じゃない)落ち着いたガジュマルはそれから、
部屋の隅の日の当たる所でひっそりと、私と一緒に過ごしてくれる事に。
同じ部屋に生き物がいるだけで、ほんの少し穏やかになれたあまえなのでした。
20140426_neet
「すこやかなる時も、病める時も、君と一緒にいさせてほしい。」

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こんにちは、あまえです。
あー、めだかになりたい。 ※ あまえ家ではめだかを飼ってます

さて、やっと病気と向き合う覚悟をし、会社を休む事になったあまえ。
それでも当たり前だけど会社を休めばすぐに元気になる訳なんて無くて、
そんな簡単なら今頃メンヘラニートになんてなってねーし
何がつらいのか分からないのが、また相当つらかったりするのです。

そこで何かしなきゃ!と、せかされるように何故か始めたのが自炊。
あまえは実家の食育のせいで絶望的なまでに舌が肥えており、
「美味しくないなら食べなくていい」と本気で思っている厄介さん。
回る寿司屋には行った事がありません。ほんとにパフェとか回ってるの?

当時食欲は相変わらず無かったけれど、自分が頑張って作ったものなら、
自分が食べたいものを食べたいように作ったら、食べられるんじゃないか。
それなのになかなか全部は食べきれず、それはそれで悲しくなって…

でもそんな私の固まった気持ちは、同居人兼お世話係である彼氏が、
「あまえのごはんやっぱ美味しい!帰ってきてごはんがあるのは幸せだね〜」
と何気なく放った一言で、すごく柔らかく、楽になりました。

大した事じゃないけれど、少しはこの人の役に立ってるのかも?
自分の作ったごはんを、喜んで食べてくれる人がいるんだ。
私はまだよく味が分からないけど、美味しいっておかわりしてくれる。

絶望的に落ちた記憶力のために、全部メモしなければ買い物も出来ません。
近くのスーパーに行くだけなのに、怖くて億劫で物凄く頑張らなければなりません。
頭が全然働かないから、効率的に作れなくて無駄に時間がかかります。
それでもあまえは、取り急ぎの生きる意味、自分の仕事を「自炊」に設定したのです。
20140425_neet
腕を切るくらいなら食材を切っていた方が、大分マシだもんね。

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こんにちは、あまえです。
最近は毎晩片っ端から眠れる民間療法を試しています。効かないけど。

さて、ついに会社を休む事となったあまえ。
よかったこれで治療に専念できる、の前に、物凄く心配な事が…

あまえは大学の頃からの上京組(実家はお米の国です)。
社会人になってからは彼氏と同棲していますが、それでも、
家賃、光熱費、食費、通院費、通信費、奨学金の返済、等々。
生きて行く為には当然お金が必要です。

会社に行けない。つまり、お給料はもらえない。収入が無い。
これはザ・甘えられない人間であるあまえ的には致命的でした。
つーかお金無かったら病院行けないし!そしたら治せないし!!

だがしかし!社会には病気やケガで会社に行けないときの救済処置があるのです。
その一つが「傷病手当金」。今日はこれについてごく簡単に紹介しましょう。

傷病手当金とは、
・ 業務外の理由で病気やケガをして4日以上(公休含む)連続で働けないとき
・ 会社の健康保険or協会けんぽに加入しており、医者が働けないと証明してくれたら
・ 休んでいる間貰える傷病手当金より多い報酬を受けていなければ
・ 4日目から基本報酬日額×2/3×休んだ日数(公休含む)分、貰い始めから1年6ヶ月間
支給されるという、超!超!!ありがたいシステムなのです。

基本報酬日額というのは、大体ですが1ヶ月の給料を30で割れば分かります。
しかも、この傷病手当金は会社から出るものではなく、
加入している会社の健康保険組合or協会けんぽから出るお金です。
会社には何の気兼ねも無く請求できる、という所がメンタルに優しい。

具体的な請求方法や請求先は、加入している健康保険によって違いますが、
会社の人事部や、健康保険組合等に問い合わせれば、ちゃんと教えてもらえます。
で、記入が必要な書類を貰ったり、提出が必要な書類を確認したら、
自分で記入する所を書いて、かかりつけ医に所定欄を書いてもらいましょう。
しかも傷病手当金請求書記入は診断書発行と違い、保険診療内。3割負担でOK!

全ての書類が揃ったら、指定された提出先に提出します。
締め日等によりますが、提出から大体2ヶ月程で請求分が振り込まれるのです。

注意しなければならないのは、
・ 業務上の理由(通勤中の事故とか)は該当しない、労災扱いになる
・ 国民健康保険の場合任意給付なので、殆どの場合貰えない
・ 有給休暇等で給与をもらっている期間は貰えない
  ※ 貰っている金額<傷病手当金の場合、差額分が支給される
・ 貰える期間は「初めて貰い始めてから」カウント、再休職の場合でもそこは容赦無し
という点くらいでしょうか。

あまえの在籍していた会社の場合、「傷病欠勤」という制度があって、
会社から傷病手当金と同じくらいの額を、在籍年次による期間頂きました。
まだ2年目だったので1ヶ月程度でしたが、それでも相当ありがたい。
会社によってはそういった仕組みがある所もあります。

少し長くなってしまいましたが、あまえがどうしても言っておきたいのは、
・ お金の心配で休めずにいるなら、そこは意外と心配しなくて大丈夫!
・ 会社の社則、約款は熟読する!出来れば印刷しておくこと!

という2点です。

経済的なネックがあると、休職に踏み切る事は相当難しいですよね。
でも、しっかり休んで治して復帰したいと思っているのであればこそ、
こういった制度を活用させてもらって、きちんと養生する事が大切です。

もっと良く知りたい!という方は、傷病手当金.NET さまがオススメ。
あまえも当時こちらで猛勉強しました(そして無事受給してますありがとうございます)。
20140424_neet
一番しんどい時。正しい会社の休み方を知って、安心して養生してください。

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こんにちは、あまえです。
くしゃみと鼻水がエンドレス、頼むからこれ以上アレルギー増えるな!

症状が出始めて早5ヶ月、やっと「休んで治したい」と決意したあまえ。
この時にはかかりつけ医からも「うつ病」と診断が出ていて、
そこから先は、思った以上にトントン拍子で話が進みます。

まずは自宅近くまで来て頂き、直属の課長と上席との面談。
自分や会社の思いやこれから私がどうしたいか等を話していきました。

会社として、私を必要としてくれている。
自分が治るのを待ってまで、一緒に働いて欲しいと思ってくれている。
そんな話が聞けただけで、カフェで思わず号泣してしまうあまえ。
それならなおさら、しっかり休んで必ず治さなければ、とも思いました。

そして日を空けずに産業医面談が実施されます。
会社まで行かなけばならず、吐きすぎて物理的に無くなるかと思った。

かかりつけ医の問診とほぼ同じような感じでしたが、「産業」医なので、
今までと同じように働く事が可能か?かかりつけ医の治療診断は妥当か?
という事を中心に進められ、結果休養が必要という診断に。
それを踏まえて人事課長から、休みを頂く為のフローを伺いました。

なんだ、自分を必要としてくれる人も、待っていてくれる人も、いるんだ。
会社って、こんな簡単に休めちゃうもんなんだ。
それに、休んでいる間ちゃんと助けてくれる仕組みがあるんだ。
自分の事でいっぱいいっぱい過ぎて、それに気付かなかっただけだった。

こうしてあまえはあまりにも呆気無く、しばしの休養期間、
言うなればうつ病との真剣交際期間が始まります(早く別れたい)。
20140423_neet
沢山傷付けて、ごめんね、そしてさようなら、バリキャリだった私。

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こんにちは、あまえです。
日曜に演奏会(あまえはアマチュアバイオリン弾き)があったので、
しばしお休み頂きました。今日からまただらだら復活です。

生きてるって何?そう思い始めてしまったあまえ。
何もかもが限界だった。絶望的に限界だった。

8月中旬、出勤前の朝のこと。
気付いた時には、右手には剃刀、左手首には切り傷がありました。
そう!!メンヘラ定番リストカット!!!

とは言え、そんな大した切り方ではありませんでした。
何を言ってるか分からないと思いますが手は命より大事なので(楽器的な意味で)。

それでも手首から滲む血と、ぼろぼろと落ちて行く涙をみて、
「もうだめだ。」
あまえはやっと、そう確信したのです。

過呼吸気味になりつつも、上司に電話をかけ、
大変な事をしてしまったので今日は休む、とだけ何とか言いました。
そして、泣きながら長いメールを書き、本当に全てを伝えたのです。

「本当に勝手な希望ではあるけれど、少し休みを頂いて、
 自分の心と身体と向き合って、ちゃんと治して仕事がしたい。」
20140422_neet
死ぬかもしれない、そんな行為が生存戦略だったなんて。

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