こんにちは、あまえです。
メンヘラ化してから自分で引く位涙もろいので感動モノは極力避けてます。
心療内科デビューから2ヶ月、休職から1ヶ月が経ち、
「頑張らないことを頑張る」と決意したあまえ。
とはいえすぐに具体的に何かを変える事なんて出来ず、もやもやと過ごしていました。
そんな時、お気に入りの軽めな本でも読もうかな、と思い立ち、
何気なく本棚から引っ張り出した、吉本ばなな先生の『キッチン』。
その新潮文庫版あとがき「そののちのこと」を、日記に引用しています。
私の病気や絶望と、この本の大きなテーマとは、違ってはいるけれど。
生きてさえいれば、自分の感受性の強さやこの耐えがたいきつさをうまく生かせば、
おもしろおかしく生きていくことも不可能ではないのかもしれません。
絶望が、時間を経たら同じように悲しくない事の美しさ、私は見られるかしら。
私がこの世でいちばん好きな本は『キッチン』だと思う。
主人公にとってのキッチンは、私にとってはきっとこの『キッチン』でした。
この時ベッド以外で一番長い時間を過ごしていたのも、台所だったなあ。
人気ブログランキングへ
メンヘラ化してから自分で引く位涙もろいので感動モノは極力避けてます。
心療内科デビューから2ヶ月、休職から1ヶ月が経ち、
「頑張らないことを頑張る」と決意したあまえ。
とはいえすぐに具体的に何かを変える事なんて出来ず、もやもやと過ごしていました。
そんな時、お気に入りの軽めな本でも読もうかな、と思い立ち、
何気なく本棚から引っ張り出した、吉本ばなな先生の『キッチン』。
その新潮文庫版あとがき「そののちのこと」を、日記に引用しています。
そうか。そういうことか。
私の実感していた「感受性の強さからくる苦悩と孤独にはほとんど耐えがたいくらいにきつい側面がある。それでも生きてさえいれば人生はよどみなくすすんでいき、きっとそれはさほど悪いことではないに違いない。もし感じやすくても、それをうまく生かしておもしろおかしく生きていくのは不可能ではない。そのためには甘えをなくし、傲慢さを自覚して、冷静さを身につけた方がいい。多少の工夫で人は自分の思うように生きることができるに違いない」という信念を、日々苦しく切ない思いをしていることでいつしか乾燥してしまって、外部からのうるおいを求めている、そんな心を持つ人に届けたい。
(中略)
どんな深い悲しみも、時間が経つと同じようには悲しくない。そういうことの美しさをぐっと字に焼きつけたい。
私の病気や絶望と、この本の大きなテーマとは、違ってはいるけれど。
生きてさえいれば、自分の感受性の強さやこの耐えがたいきつさをうまく生かせば、
おもしろおかしく生きていくことも不可能ではないのかもしれません。
絶望が、時間を経たら同じように悲しくない事の美しさ、私は見られるかしら。
私がこの世でいちばん好きな本は『キッチン』だと思う。
主人公にとってのキッチンは、私にとってはきっとこの『キッチン』でした。
この時ベッド以外で一番長い時間を過ごしていたのも、台所だったなあ。
人気ブログランキングへ