バリキャリ系早稲女がメンヘラニートになった件

人生イージーモードだった、病気になるまでは。 うつ病との交際日記を中心に気まぐれ更新予定。

タグ:コラム

こんにちは、あまえです。
日に日に寒くなっていってもう外に出たくありません。

前回の投稿でさらっと「冬季うつ」という言葉を出してしまいましたが、
そもそも「冬季うつ」ってなんじゃらほい…???
という方も多いのでは、と読み返して気付きました(遅)。

ということで、今日は寒くなってきた今だから知っておきたい、
「冬季うつ」の症状と対策について素人ながらご紹介したいと思います。

所謂「うつ」の症状についてはこのブログでしこたま書いておりますが、
気持ちが落ち込む、死にたい、無気力、記憶力・判断力の低下、自己嫌悪
といった精神症状や、
不眠、頭痛、吐き気や嘔吐、倦怠感、食欲不振、疲れが取れない
等の身体症状が主なものです。

その発症の原因は環境の変化や何かの喪失によるストレスやショック。
そして季節を問わず、年中症状が出ています。年中無休でしんどいです。

しかし!冬になった途端、この「うつ」っぽい症状が出る事があるのです!
これが「冬季うつ」。「季節性感情障害」と呼ばれる病気の一つだそう。

夏は元気なのに、毎年冬になると気持ちが落ち込んだりやる気が出なくなる。
処理能力や記憶力がガタッと落ちる。何だか悲しくて涙が出る。
どんなに頑張っても朝起きられない。出来る事なら一日中寝ていたい。
炭水化物や甘いものを食べたくて仕方なく、体重がどんどん増えていく…

「うつ病」と違うのは、名前の通り「冬だけ」この症状が出ること、
不眠ではなく過眠、食欲減ではなく増、という点ですね。

ではどうして冬になるとこんな風になってしまうの…?
その答えは、うつ病の原因とも言われている「セロトニン」が不足するからです。
この「セロトニン」は食べ物と、日光を浴びることで生成されるので、
日照時間が短くなる冬になるとセロトニンが減ってしまい、うつっぽくなる仕組み。

つまり、冬季うつの場合、冬になったら積極的にセロトニンを生成すればOKです。
なるべく日光に当たること、軽い運動をすること。
タンパク質とビタミンB6、炭水化物を意識的に食べること。

いつも元気なのに、冬になると何だか調子が悪くて。。という方は、
もしかするとこの「冬季うつ」かもしれません。

でも、冬季うつは所詮季節性。動物で言う冬眠状態みたいなものです。
気に病むこと無く、ほんの少し意識してみると良いのではないでしょうか。
勿論うつ病の方も、この時期はいつも以上につらいですよね。
とにかく無理はせず、頭の片隅にセロトニンを置いておきましょう。

ちなみにあまえの地元である某裏日本雪国県では、こんな噂がありました。
「太平洋側からこっちに転勤してくると、冬になった途端皆うつになる。」

日本海側の北の方は冬の時期、常に曇天なのです。文字通り鉛色の空。
今までは日光に当たれて平気だったのに、太陽が出ないのでうつっぽくなる。
まさに「冬季うつ」の典型的な例ですね。恐ろしい土地である。
20141129_neet
それでもどうしようもない…場合はお医者さんに行ってみてくださいね。
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こんにちは、あまえです。
急に夏っぽくなり、寝付きと夢見が酷い今日この頃です。

小さな波は沢山あるけれど、ほんの少しずつだけれど、
心穏やかな生活を送れるようになりつつあったあまえ。
会社に行かなくなってから、3ヶ月が過ぎようとしていました。

順調に見える闘病生活、ノーストレスな生活かと思いきや、
当時はかなり重大な悩みを抱えておりました。

お金がない!(直球すぎるだろ)

以前「傷病手当金」という救済システムを紹介しましたが、
ここにはいくつかの罠があったのです。
罠というか、タイムラグ、と言った方が良いかもしれません。

前職の給料は「当月払い」だったのです。つまりですよ。
・ 8月は普通に働いた&有給&休職開始につきほぼ全額支給
・ 9月は傷病欠勤として給与支給-8月の欠勤分マイナス
つまりここで、会社から支払われる給与は一時停止するのです。

さらに!企業にお勤めの皆さんは意識されていないかもしれませんが、
健康保険、住民税、厚生年金等は、会社が給与から天引きして払います。
これの自己負担分の請求が来たのが10月。想定外過ぎる出費でした。

9月末分から請求できる傷病手当金、をアテにしていた私が馬鹿だった。
会社を経由するため、実際に手当が入るのは、12月だったのです。

10月、11月、無収入どころかマイナスだよ!奨学金の返済もあるし!!
しかもあまえ、社会人を1年半も経験していながら、貯金なんてほぼゼロ。
うつ症状の出始めには浪費癖もありがちらしいですが…そんな言い訳いらんわ。

結果的に実家に頼る、というベタな手段に出ざるを得ず、
(しかもまだ当時借りたお金は返していないどころか負債は増える一方) 
しかし何とかそれやコレやでギリギリに食いつないでいきました。

お金がない、という事は、思っているよりかなり精神的にきついです。
ただ生きているだけでお金はかかるのに、1円たりとも生み出せない私は、
どれだけ他人に迷惑を以下略、という思想になってしまうのです。つら。

その後傷病手当金を受給できるようになってからしばらくは、
経済的に安定したこともあり、ひとつ大きなストレスの種が減りました。

しかし、決意した。復職したら私は必ず貯金してみせると。
そして、言いたい。健全な精神の為にある程度の貯金はしておきましょう。
普通に働ける健康な心身か、手元に金があれば、とりあえず何とかなります。
20140703_neet
で、貯金習慣が出来かけた頃、私はニートに転身。あー!今もお金がない!!

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こんにちは、あまえです。
昨日は手続き諸々で鬱全開でした。電話isつらい。

さて、前回まではバリキャリ時代を振り返ろうということで、
学生編〜社会人1年目までのあまえを書いてみました。
今回からはまた、休職時代の話の続きに戻ります。

時は2012年10月、前職では年度始めですが、あまえは相変わらず休職中。
自分がどこ所属の扱いなのか、営業なら予算がついているのか…
何も分からない事に、何だか悲しい気持ちになってしまいます。
置いてけぼり感、と言えば良いのか、会社側の配慮なのに寂しかった。

とはいえ少しずつ、ごはんを作ったり楽器を弾いたり
できる限りまったりと、のんびりと過ごせるようになってきました。

順調に療養生活を送っていた当時のあまえの敵、それは「天候」でした。
今でもご挨拶で、「気圧が下がる、やばい」的な発言をよくしておりますが、
その余りの的確さに、●メハメハ大王やら気象予報士やらと言われる有様。

天気が悪くなる、気圧が下がるという事は、実は身体に負担がかかります。
あまえの場合、堪え難い程激しい頭痛とそれに伴う吐き気、
耳鳴り、だるさ等、所謂鬱で出ていた身体症状が出てしまうのです。

ちょっとした気圧の変化で寝込んでしまう事が悔しくて、
体調が悪い→気持ちが落ち込む、という事を繰り返していました。
でもこれは実は自然な事。結局人間も、自然の中の生き物なのです。
だからこそ、天気とも病気とも、上手く付き合わなきゃいけないんですよね。

臨床家の若林理砂先生が毎朝twitterで、天気図をベースに、
こういう症状に注意!こういう対処をと、【療養予報】を出しています。
身に覚えがなくても必見です(勝手に紹介しちゃった…ごめんなさい!)。
20140627_neet
落ち着きを見せ始めたあまえ、今度は天気に振り回される日々がきます。

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こんにちは、あまえです。
ここのところ変な時間に堪え難い睡魔に襲われるため、夜眠れません。

さて、最近なかなかヘビーな内容が続いているので(一応闘病記だからね)、
今日はちょっとしたお役立ち情報をお届けしたいと思います。

前回の「正しい会社の休み方 - 傷病手当金編」では、
万が一病気やケガで会社を休まなきゃいけなくなっても、
経済的にサポートしてくれる素敵システムを簡単にご紹介しました。

とはいえ、傷病手当金の支給額はおよそ給料の2/3。
そして精神疾患の場合、通院は大体1週間~10日毎で、
1回あたりの診察と薬で3000~4000円は飛びます。地味に痛い。

そんな精神通院を助けてくれるのが「自立支援医療費制度」。
長期間の通院と投薬が必要となる精神疾患を支援する為の仕組みです。
正しい会社の休み方と書いちゃいましたが、これは普通に働いていても使えます!

で、どんな支援をしてくれるの?という話ですが…
普通健康保険で通院をすると、医療費は3割負担ですよね。
しかーし!この「自立支援医療制度」の申請をすれば、
申請書に記載した精神病院と薬局の医療費が1/3になるのです!!神か。

また、所得によっては、負担上限月額が設定されていて、
1割負担かつ月に最大2,500円の医療費で済む、という場合もあります。
前年度の所得・納税額によってMAXが変わる仕組みです。

申請の窓口等は各自治体によって異なる様ですが、
市役所や福祉センターが主な窓口になっているようです。
必要書類を確認&入手したら、かかりつけ医に所定の診断書を書いてもらい、
自分で記入した申請書と保険証、診断書を窓口に提出します。

私の場合窓口で即日受領され、書類提出日当日から1割負担になりました。
傷病手当金の請求書も保険診療内(※診断書は自費)なので、かなりお得感。
ただし、申請書に記載した精神病院と薬局でしか発動できないので注意です。
また、有効期間は1年なので、必要であれば期限が切れる前に延長申請を。

私はニートになってからこの制度を知ったのですが、もっと早く教えて欲しかった…
ということで、今精神疾患と闘っている方に少しでも早く知って頂きたく、
また、経済的な意味で精神病院通いに抵抗がある方に安心して頂きたく、
今回は「自立支援医療制度」の紹介をしてみました。
20140513_neet
継続的に医療費がかかる精神疾患、これで経済的不安無く通院できるはず!

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こんにちは、あまえです。
最近は毎晩片っ端から眠れる民間療法を試しています。効かないけど。

さて、ついに会社を休む事となったあまえ。
よかったこれで治療に専念できる、の前に、物凄く心配な事が…

あまえは大学の頃からの上京組(実家はお米の国です)。
社会人になってからは彼氏と同棲していますが、それでも、
家賃、光熱費、食費、通院費、通信費、奨学金の返済、等々。
生きて行く為には当然お金が必要です。

会社に行けない。つまり、お給料はもらえない。収入が無い。
これはザ・甘えられない人間であるあまえ的には致命的でした。
つーかお金無かったら病院行けないし!そしたら治せないし!!

だがしかし!社会には病気やケガで会社に行けないときの救済処置があるのです。
その一つが「傷病手当金」。今日はこれについてごく簡単に紹介しましょう。

傷病手当金とは、
・ 業務外の理由で病気やケガをして4日以上(公休含む)連続で働けないとき
・ 会社の健康保険or協会けんぽに加入しており、医者が働けないと証明してくれたら
・ 休んでいる間貰える傷病手当金より多い報酬を受けていなければ
・ 4日目から基本報酬日額×2/3×休んだ日数(公休含む)分、貰い始めから1年6ヶ月間
支給されるという、超!超!!ありがたいシステムなのです。

基本報酬日額というのは、大体ですが1ヶ月の給料を30で割れば分かります。
しかも、この傷病手当金は会社から出るものではなく、
加入している会社の健康保険組合or協会けんぽから出るお金です。
会社には何の気兼ねも無く請求できる、という所がメンタルに優しい。

具体的な請求方法や請求先は、加入している健康保険によって違いますが、
会社の人事部や、健康保険組合等に問い合わせれば、ちゃんと教えてもらえます。
で、記入が必要な書類を貰ったり、提出が必要な書類を確認したら、
自分で記入する所を書いて、かかりつけ医に所定欄を書いてもらいましょう。
しかも傷病手当金請求書記入は診断書発行と違い、保険診療内。3割負担でOK!

全ての書類が揃ったら、指定された提出先に提出します。
締め日等によりますが、提出から大体2ヶ月程で請求分が振り込まれるのです。

注意しなければならないのは、
・ 業務上の理由(通勤中の事故とか)は該当しない、労災扱いになる
・ 国民健康保険の場合任意給付なので、殆どの場合貰えない
・ 有給休暇等で給与をもらっている期間は貰えない
  ※ 貰っている金額<傷病手当金の場合、差額分が支給される
・ 貰える期間は「初めて貰い始めてから」カウント、再休職の場合でもそこは容赦無し
という点くらいでしょうか。

あまえの在籍していた会社の場合、「傷病欠勤」という制度があって、
会社から傷病手当金と同じくらいの額を、在籍年次による期間頂きました。
まだ2年目だったので1ヶ月程度でしたが、それでも相当ありがたい。
会社によってはそういった仕組みがある所もあります。

少し長くなってしまいましたが、あまえがどうしても言っておきたいのは、
・ お金の心配で休めずにいるなら、そこは意外と心配しなくて大丈夫!
・ 会社の社則、約款は熟読する!出来れば印刷しておくこと!

という2点です。

経済的なネックがあると、休職に踏み切る事は相当難しいですよね。
でも、しっかり休んで治して復帰したいと思っているのであればこそ、
こういった制度を活用させてもらって、きちんと養生する事が大切です。

もっと良く知りたい!という方は、傷病手当金.NET さまがオススメ。
あまえも当時こちらで猛勉強しました(そして無事受給してますありがとうございます)。
20140424_neet
一番しんどい時。正しい会社の休み方を知って、安心して養生してください。

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